カーリー駆除

サンゴ飼育をしていく上で避けては通れないのが、"厄介な生物"との戦いである。

水槽という閉鎖された環境に自然界のモノを入れた瞬間から始まっているのだろう。


カーリー?セイタカイソギンチャク?アイプタシア?
今回は"厄介な生物" の代表格
通称カーリー(セイタカイソギンチャク)だ。

カーリーと呼ぶとかなりの勢いでツッコまれるが
今更カーリーはカーリーなのである。
アクアリストが呼びやすいニックネームとして良いのではないかとさえ思う。
カーリー対策の遍歴
今まで色々対策をしたかのだが…全て効果なし。
某薬剤やらぺパ海老からウミウシの仲間からチョウチョまで。。

全く効果なし

呆れるくらい効果がない。

何なんだコイツらは…

もはや諦めかけた中、最後の手段として
ある魚を導入してみた。
フチドリカワハギ
カーリーでググると出てくるフチドリカワハギという魚。
早速入海させたものの、カーリーには目もくれず狙うのはハマサンゴに着いているイバラカンザシ…

違うんだ。
それじゃないんだ…
また空振りに終わってしまうのか。



そう脳裏をよぎる日々を見守っていた
というか半ば諦めさえあった


しかし、変化が起きたのはフチドリカワハギを入れて一ヶ月経過したあたりから。
あれだけ目立っていたカーリー達が急に減り始めたではないか。
目に見えてあれだけいたカーリーが居なくなっている。

ついばんで縮んでいるようにも見えるが、どうやら根こそぎ捕食している箇所も見受けられる。

この画像以外にも沢山のカーリー達がレイアウトの陰やサンゴ達の入り組んだ根本にいたのだが、現在では見える範囲のカーリー達は皆無になった。


だが、フチドリカワハギが入って行けないコーナーカバー内やサンプ、フロー管の内部にはまだ残っている。
コーナーカバーを外したり、フチドリカワハギをサンプへ入れればその問題は解消するだろう

しかし、配管内部にまで居るカーリーに対しての策が無いのが目下の課題である。
フチドリカワハギをこのまま泳がせておけば、分裂した破片がメインタンクに流れ着いても食べてくれるだろう。

それまで生きていればの話だが。


次回:バロニアの襲来





tgm-reef

〜Zeovit〜 低栄養塩の先にあったもの

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